宗教人類学 (講談社学術文庫 (1161)) [306回参照されました]
miyanさん がこの本を手に取りました。miyanさんは、これまでに1,907冊の本を読み、591,607ページをめくりました。
本の紹介
100% [全355ページ]
状態 読み終わった!
2017/02/19 18:08:26更新
著者 佐々木 宏幹 ブックリンクされた本
-評価
★★★★☆感想
めくるめく宗教の世界にようこそ。
まさに、多数の宗教の形、が出てきます。
そこには、シャーマニズムといった
私たちにはあまりなじみのない世界も見られます。
(ただし、イタコとか、ユタとかに関わる人もいるので)
その中で惹かれた点は
まず一つとしては身分の差別についてでしょうか。
本中にメインだって出てくるのは
ヒンドゥのカーストですが
日本にも被差別部落というのがあり
いまだに一部の人は被害をこうむっています。
実はこれらの発端も
ヒンドゥと日本のそれも同じなのです。
だから差別をやめましょうだけでは
なかなかその差別は消えないということです。
それらをなくすためには
やっぱり宗教的な背景を知るのも
大事なんですよね。
それと2つ目には
私があこがれている島である
久高島の行事が仔細に書かれていたことでしょうか。
その一連の行事はまさに
一大行事ですし、
女性が神をまとう身になるための
本当に神々しい儀式です。
文章だけでもうっとりさせられました。
難易度はやや高めですが、
最後のほうはいわゆる霊能者の紹介に
終始されているのでここは面白いかと。
読書の軌跡
84ページ | 2017/02/19 10:57:09 |
124ページ | 2017/02/19 11:53:34 |
181ページ | 2017/02/19 15:57:52 |
291ページ | 2017/02/19 17:21:43 |
355ページ | 2017/02/19 18:08:26 |
コメント
コメントするにはログインが必要です。