須賀敦子全集〈第6巻〉 [75回参照されました]
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本の紹介
100% [全384ページ]
状態 読み終わった!
2017/02/17 18:29:14更新
著者 須賀 敦子 ブックリンクされた本
-評価
★★★★★感想
彼女の書評、評論はとてつもなく幅広いです。
どこからそのエネルギーを得て、それを出力しているのでしょうか。
詩と、小説、そして翻訳あとがき。
死はやはり彼女が愛したサバの詩が中心です。
衝撃的だったのは彼の詩というのは
当初と、1945年時ではまったく形が異なったものと
なっていたのですね。
それは、彼の考え方の変化がそうさせたと
いわれています。
その一方で彼は、いわば「トレンド」に乗れなかったがゆえに
評価を受けることがなかなかできなかった
悲運の詩人でもあるのですよね。
どこの世界でもマイノリティは犠牲者なものです。
書評のほうは二人の作家がメインです。
そのうちの一人は女性作家。
著者が彼女に惹かれたのは
著者の家族は確かにそろっていたものの
父親の愛人問題があって
どこかそこに完全な家族への憧憬があったのかもしれませんね。
(解説ではそう断言してはいませんが感じていたのでは?)
読書の軌跡
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