恋歌 (講談社文庫) [74回参照されました]
yuchanさん がこの本を手に取りました。yuchanさんは、これまでに778冊の本を読み、214,525ページをめくりました。
本の紹介
0% [全384ページ]
状態 いつか買う
2017/01/11 23:52:09更新
著者 朝井 まかて ブックリンクされた本
-評価
★★★★☆感想
前半は幕末の江戸で商家の娘として育ったおしゃまな歌子が、厳格だが愛情あふれる母、いつも味方の爺やに囲まれほのぼのとした娘時代を過ごしていて、一途な恋を成就させ、水戸の藩士に嫁ぐ話だった。後半は、尊王攘夷の急先鋒・天狗党の志士の夫が内乱が勃発するとどこに行ったのかわからなくなり、妻子も逆賊として投獄されてしまう。極限の中で淡々と日々を過ごし凛として死んでいく女性、なりふり構わず生き抜いていく女性に目が離せなかった。時折、挿まれる短歌に身につまされた。 君にこそ恋しきふしは習ひつれ さらば忘るることもをしへよ
読書の軌跡
コメント
コメントするにはログインが必要です。