須賀敦子全集〈第3巻〉ユルスナールの靴・時のかけらたち・地図のない道・エッセイ/1993~1996 [66回参照されました]
miyanさん がこの本を手に取りました。miyanさんは、これまでに1,907冊の本を読み、591,607ページをめくりました。
本の紹介
100% [全593ページ]
状態 読み終わった!
2016/12/21 17:06:23更新
著者 須賀 敦子 ブックリンクされた本
-評価
★★★★★感想
人生の伴侶であったペッピーノが彼女の前から
あれよあれよという魔に去ってしまった時期のエッセイたち。
まるでこちらのほうも途方もない迷宮に陥ったかのような
錯覚を覚えてしまいます。
それは、普通の人ならばまず、目を向けるどころか
彼らさえも扱いたくないいわば「春をひさぐもの」にも
目を向けることとなります。
ただし、彼女が見た悲しい光景は
真の「才女であり、条件がそろえば行為にいたる」
高貴な女性たちとは異なったものだったようです。
きっと、彼女は人生も急ぎすぎちゃったのかな。
読書の軌跡
593ページ | 2016/12/21 17:06:23 |
コメント
コメントするにはログインが必要です。