須賀敦子全集〈第2巻〉 [80回参照されました]
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本の紹介
100% [全553ページ]
状態 読み終わった!
2016/11/14 20:12:19更新
著者 須賀 敦子 ブックリンクされた本
-評価
★★★★★感想
彼女の文章には、
異国の地、まっさらな国で暮らして、
良い友達もでき、よい伴侶に恵まれた
うれしさがびしびしと伝わってきます。
その一方で、この作品には
刺さって取れないとげのごとく、寂しさも
見え隠れしてきます。
彼女は若かりし時に、
身内の裏切りという最大の苦しみを
味わうこととなります。
敬うべき存在なのに、憎しみも持つ…
きっと彼女が異国の地へ
逃げるように旅立ったのも
その呪縛を解き放ちたかったのでしょうね。
読書の軌跡
553ページ | 2016/11/14 20:12:19 |
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