子どものこころが傷つくとき―心理療法の現場から [513回参照されました]
mushi3さん がこの本を手に取りました。mushi3さんは、これまでに18冊の本を読み、4,414ページをめくりました。
本の紹介
100% [全238ページ]
状態 読み終わった!
2011/05/31 01:27:26更新
著者 網谷 由香利 ブックリンクされた本
-評価
★★★★★感想
サイコセラピストの著者が子どものこころの闇と戦いを具体例をあげながら説明している。
「傷ついたこころの子どもが引きこもるのは集中治療室にいるようなもの」との説明には驚いた。
またいたずらなどの悪事等様々な経験が出来にくくなっている現在は子どもたちにとって非常に生きにくい時代かもしれない。
恩師の「可能性があるのではないでしょうか」との一言を常に胸に入れ、どんな難しい大変な子どもたちに対しても諦めずに取り組めているとの筆者の言葉に感動を覚える。
読書の軌跡
10ページ | 2011/05/06 02:17:07 | 子どもの心に「守ってくれる親」が住んでいるかどうか。 |
34ページ | 2011/05/06 02:56:42 |
38ページ | 2011/05/07 10:02:42 | 人にこころを開くのは、その相手が自分のことをわかってくれていると感じるときです。 |
89ページ | 2011/05/07 12:32:39 |
134ページ | 2011/05/23 08:56:05 |
138ページ | 2011/05/24 08:47:46 | 子どもが起こす問題には親の未解決な問題が、親から子へと世代間で引き継がれていることが多くある。 |
151ページ | 2011/05/24 09:00:19 | 傷ついた生々しい体験は話せない |
152ページ | 2011/05/24 09:49:18 | 「いじめっ子」は、こころに不安のある子どもを敏感にキャッチする。 |
154ページ | 2011/05/24 09:56:07 | 不登校を「こころに問題がある」という無意識からの警告と真剣に受け止め、子どもが回復できるように、大人たちがこどものこころの傷の痛みや苦しみを理解することが重要。 |
160ページ | 2011/05/24 10:10:21 | サイコセラピーとは、意識では捉えがたい「無意識」という“こころの深層"からの働きかけを捉えようとする作業。 |
165ページ | 2011/05/24 12:41:42 | 限界を超えそうなとき、子どもの無意識がこころの危険をキャッチしてすべての行動をストップしようとする。 |
169ページ | 2011/05/24 12:47:41 | 子どものこころが回復するには「治療空間」が必要。 |
170ページ | 2011/05/24 21:50:56 | 一般常識では「悪い」とされている「昼夜逆転」は、実はこころの回復には必要なこと。 |
171ページ | 2011/05/24 21:53:12 | こころが回復するための「治療空間」として有効に機能するのは暗闇。 |
197ページ | 2011/05/26 08:33:52 | 人は現実世界で行き詰まり、意識の部分ではどうにもならない限界の状況に置かれたとき、非日常の守られた「空間」に引きこもり、ファンタジーの世界で遊ぶことができれば、必ずその人の無意識の力が動き出す。 |
202ページ | 2011/05/26 08:45:01 | 現代の子どもの「こころの病」のほとんどは、大人自身のこころの問題が子どもに投影されたことによって起こっていると言っても過言ではない。 |
215ページ | 2011/05/26 09:06:30 | 虐待を受け我慢をさせられてきた子どもは、大人になると、自分の子どもに対して、虐待というわがままな振る舞いをするようになる場合が多い。 |
217ページ | 2011/05/27 09:29:23 | 子どもの頃に甘えることを許されず、逆に大人の甘えを受け止めなければならないように育てられた子どものこころは、他者の顔色をうかがうようになる。 |
230ページ | 2011/05/30 01:29:12 | 「無意識」は「意識」を動かすことはあっても、「意識」によって動かされることはない。 |
238ページ | 2011/05/31 01:27:26 |
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