北斎と応為 上 [5740回参照されました]
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本の紹介
100% [全272ページ]
状態 読み終わった!
2016/05/13 19:42:15更新
著者 キャサリン・ゴヴィエ ブックリンクされた本
評価
未評価感想
今、自分の中で、若冲展の影響からか、「絵」「江戸」ブームであり、たまたま手に取った一冊。外国人の手によるものだからか、むしろ江戸の町の息吹がリアルに伝わってくる。変人北斎に振り回されつつも、自身に才能があるからこそ、北斎の凄みを誰よりも承知。親子として、同志として、伴侶?として寄り添いつつの、北斎と一心同体の応為の頑固ぶり?が何ともチャーミング。北斎との丁々発止のやりとりも楽しい(杉浦日向子の「百日紅」でのお栄(アゴ)とも共通する)。評伝小説としては、世評のよい「等伯」とか「若冲」より全然質が高い(主人公達が躍動している)。北斎の画集、買おう!
読書の軌跡
272ページ | 2016/05/13 19:42:15 |
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