本を読む本 (講談社学術文庫) [567回参照されました]
Popoさん がこの本を手に取りました。Popoさんは、これまでに198冊の本を読み、56,501ページをめくりました。
本の紹介
100% [全266ページ]
状態 読み終わった!
2016/05/28 00:09:37更新
著者 モーティマー・J. アドラー ブックリンクされた本
-評価
★★★★★感想
(p76)理論の本は事実を教え、実践の本は方法を教える。
(p79)あるものの真偽を問題にするのは理論的であり、あるものの向かうべき目的を問題にするのは実践的である。
(p115)キーワードとは、意味のつかみにくい言葉であり、それはまた、たいてい著者にとっても重要な言葉である。
(p146)意欲的でない読者は、内容の分析や解釈を怠ることも多いが、それにもまして、判断を怠る。
(p150)著者の言い分に注意深く耳を傾け、完全に理解するまでは、読者は語り返すことをさし控えること。これが、分析読書の第三段階の最初の規則である。理解してはじめて、読者は日焼け批評する権利を得る。
(p154)反論は解消できるものだと考えること…相手の考えを変えようとするからには、自分にもその用意があってしかるべきである。自分の誤りや無知もまた認めるだけのゆとりが必要である。反論することは、相手に何かを教えることだとすれば、それはまた、教えられることであることを忘れてはならない。
(p175)理想的な読書に近づくには、たくさんの本をうわっつらだけかじるのではなく、一冊でも、以上述べた規則を守ってよく読むことが大切だ…熟読するに値する本も数多くあるが、それにもまして点検読書にとどめるべきものの方がずっと多い。本当の意味ですぐれた読書家になるには、それぞれの本にふさわしい読みかたを見つけ、読書の技術を使い分けるコツを体得することである。
(p263)漢文にしても英文にしても、裏にすぐれた文化を背負っている。語順をひっくり返しても、何とかしてわかる必要がある。同じ行を往ったり来たりして考えるのは、読むというよりも解読しているというのが当たるであろう。英語や漢文でなくても、こみいった内容を表現している文章を読むとき、われわれは知らず知らずのうちに、もとへもどって、一種の返り点読みをしている。
読書の軌跡
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