村上春樹は、むずかしい (岩波新書) [2453回参照されました]
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本の紹介
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2016/04/30 14:32:59更新
著者 加藤 典洋 ブックリンクされた本
評価
未評価感想
言っていることが間違っているとは思わない。難しすぎるわけでもない。村上春樹の歴史的変遷もそれなりに追いかけ、それ相応に真摯に村上春樹に向き合っているとは思う。でも、他の村上春樹に関する言説がそうであるように、結局、村上春樹の小説のまわりをグルグル回るだけ。なぜ村上春樹の小説に魅了されるのかについて(伏線を回収できず批判されている小説ですらそのへんの凡百の小説より魅力的なのだ。とにかく記憶に残る)、腑に落ちる説明にはなっていない。結局のところ、(もちろん最近のは駄作がたくさんあるけど)、村上春樹の小説そもののの方が遙かに豊穣なのだ。
読書の軌跡
256ページ | 2016/04/30 14:32:59 |
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