2枚目の名刺 未来を変える働き方 (講談社+α新書) [2387回参照されました]
Popoさん がこの本を手に取りました。Popoさんは、これまでに198冊の本を読み、56,501ページをめくりました。
本の紹介
100% [全192ページ]
状態 読み終わった!
2016/02/28 22:39:15更新
著者 米倉 誠一郎 ブックリンクされた本
-評価
★★★★☆感想
(p11)国が豊かになったという最大の証は何なのだろう…自分の思想や未来を自由に自分で選択できること(フリーダム・オブ・チョイス)、そしてその選択肢の多さだと思う。
(p22)ディレクターたちは、自分が理想とする最高のスタッフを指名できる。ただし、そういうふうに声がかかるカメラマンや脚本家は、やっぱり地方局ではスター社員である。…スターが抜かれると、スターの陰でくすぶっている人材に陽が当たる。…そうやって、後進に舞台が与えられ、次世代が育成されるシステムなのである。
(p69)やりたいことが見つかったなら、まずは思い切って一歩を踏み出すべき。お金のことや先のことをあれこれ考えても意味がない。そもそも若いうちは、失って困るほど大層なものなど持っていないのだから。
(p74)吉岡さんはミャンマーの大地に立って自分のことや戦死した人々のことを思う時…「自分のやっていることは何なのか、自分はいったい誰なのか」そう思い悩む最近の彼の心に浮かんできた言葉は、戦死者たちからの「これからの日本をよろしく」という言葉だったそうだ。
(p113)健常者の走り方とはもちろん違いますが、義足でも速くかつ美しい走り方が生まれる。人間が本来持っている、ある運動能力の可能性がなくなったことによって、また新たな人間の可能性が広がっていくーそんな美しい矛盾を感じました。
(p122)ある哲学者が「生きるために食べよ、食べるために生きるな」という言葉を残している。
(p139)こうした社会貢献活動はむしろ社内に向けて行われている側面が強い。「自分たちの会社は社会に貢献している」という誇りを社員にもたせ、さらに優秀な社員を採用するためである。
(p150)お金で集めた人材は結局お金で他社に引き抜かれていく。だから、事業と志に共感してくれた人しか採らないことにしました。その関係は強い。
(p161)まずは自分がいま居る場所で結果を出す。そこが大事なポイントだと思う。
(p166)ピーター・ドラッカーは『経営者の条件』の中でこう教えている。「成果を挙げる人は、仕事からではなく、時間からスタートする。計画からもスタートしない。まず、自分が何に時間をとられているかを知ることからスタートする。次に、時間を奪おうとする非生産的な要求を退ける。そして、得られた自由な時間を大きくまとめるのだ」
(p178)チャールズ・ダーウィンが『進化論』において唱えた「適者生存」とは、最も強いものや最も賢いものが生き残る社会ではない。生き残るのは常に変化に適応できるものなのだ。
(米倉先生退官記念本)
社会主義は富の分配については優れた方法であるにせよ、富の創造には適さない。
先生の関心の根底には、人はいかにしてクリエイティブなレスポンスを行い、イノベーティブに生きられるのかがある…何かを実現しようとする人たちをいかに全力で応援できるか、それがいつも先生の生き方の中心にあった。
読書の軌跡
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