移民の宴 日本に移り住んだ外国人の不思議な食生活 (講談社文庫) [5490回参照されました]
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本の紹介
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2015/12/26 14:41:56更新
著者 高野 秀行 ブックリンクされた本
評価
未評価感想
「ソマリランド」面白かったし、Kindle安くなっているとし、と消極的な理由で購入した本書。思いの外面白かった。成田タイ寺院、ロシア正教会、鶴見ブラジル系琉球人、神楽坂フレンチコック界、中国人学校、南三陸町フィリピン人など、日本にある外国人コミュニティの食レポート。食を通じ、日本で生活することを選び取った定住外国人達が生き生きとし描かれるが、特に、震災の後の南三陸町のフィリピン人女性のたくましさには、こちらも励まされる。この著者は他の著書でも感じることだが、駄目さを含めて人間のことが丸ごと好きで堪らない人だと思う。
【年間ベスト2015】
今年は95冊感想をアップしている。上下に分かれていたりするものやまとめ読みは1冊勘定としているので、135冊くらい読んでいる計算か。
面白い本がないか常に思っているものの、読書が惰性になっていることを感じている昨今。年末に、ジェーンオースティンを読み出したら、止まらない。なんて面白いんだろう!!面白いって、こういう風に心が動くんだよね、と、久しぶりに読書の喜びを感じる。下らない現代の本なんて読んでいる場合ではないと思った。来年は、中高生の頃に読み逃していた外国古典文学(所謂名作)を集中的に読んでみたいと思う。
【祭り2015】
・トーベヤンソン・ムーミンがらみ(生誕100周年を祝して)
・折口信夫(なぜか祭が発生)
・ジェーンオースティン(現在進行中)
【フィクションベスト2015】
1 高慢と偏見 ジェーンオースティン(あー面白い)
2 エマ ジェーンオースティン(あー面白い)
3 とっぽんぱらりの風太郎 万城目学(この人の中でベスト)
4 ムーミン トーベヤンソン(心に残る)
【ノンフィクション2015】
1 謎の独立国家ソマリランド 高野秀行
2 石の虚像 上原善広
3 職業としての小説家 村上春樹
4 折口信夫の晩年 岡野弘彦
【漫画2015】
よつばと、三月のライオンが断トツ!
読書の軌跡
416ページ | 2015/12/26 14:41:56 |
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