「家族」という名の孤独 (講談社+α文庫) [131回参照されました]
ミントさん がこの本を手に取りました。ミントさんは、これまでに263冊の本を読み、75,477ページをめくりました。
本の紹介
100% [全304ページ]
状態 読み終わった!
2015/09/02 18:46:24更新
著者 斎藤 学 ブックリンクされた本
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男は暴力の抑止力に欠ける。順位闘争に駆られているために、女性より嫉妬深い。西洋の文化の中で行われている握手という挨拶の方法は、聞き手に武器を持たないという証のためだという。これに比べると、女性は他人との関係作りが極めて巧みである。女性たちは大して面識もない相手と、延々とたわいもない話を続けることができる。男たちは、このことを女性の愚かしさと考えてきたのだが、愚かどころか、これこそ人類に人類今日の繁栄をもたらしたものなのだ。他の男たちとの順位争いの中で孤立し、疲れた男たちは、女の巧みな関係作りの中で、安らごうとする。男たちが家族を手放そうとしない理由の一つは、ここにある。 112p
自分がまるごと受け入れられていないと感じる時、子どもはまず親に愛される条件を探す。親の自分への期待を読みとり、それに応えようとして並々ならぬ努力をする。 158p
読書の軌跡
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