歌垣の王女―小説推古女帝 [169回参照されました]
Yooさん がこの本を手に取りました。Yooさんは、これまでに275冊の本を読み、99,385ページをめくりました。
本の紹介
100% [全302ページ]
状態 読み終わった!
2015/03/07 13:51:08更新
著者 豊田 有恒 ブックリンクされた本
-評価
★★★★☆感想
日本書紀に精通した筆者が打ち出す新しい推古天皇像。一般には、聖徳太子と蘇我馬子の影に隠れて印象の薄い天皇だが、実は大変な実力者であったと言う話。実際、初めての女帝であるし、在位も大変長い。通常は摂政となった聖徳太子の功績と思われており、今まで疑いもしなかった。しかし、聖徳太子は何故天皇にならなかったのかと考えると、成る程と思えてくる。筆者は、ならなかったのではなく、なれなかったと言う。どこまでが史実で何処からが創作なのかが判然としないが、ストーリーには説得性があり、すべて史実のように思えてしまう。「天皇」と名乗ったのは推古天皇だと言うのも、初めて知った。次はヤマトタケルのシリーズでも読むかな。
読書の軌跡
192ページ | 2015/02/15 15:40:36 | なんとも凄まじい話だ |
302ページ | 2015/03/07 13:51:08 | 推古天皇のイメージがまったく変わった |
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