荒神 [131回参照されました]
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本の紹介
100% [全560ページ]
状態 読み終わった!
2015/02/06 00:56:27更新
著者 宮部みゆき ブックリンクされた本
-評価
★★★★☆感想
元禄太平の世の半ば、東北の小藩の山村が、一夜にして壊滅状態となる。
隣り合う二藩の反目、お家騒動、奇異な風土病など様々な事情の交錯するこの土地に化け物は現れた。藩主側近・弾正と妹・朱音、用心棒・宗栄、少年蓑吉、小姓・直弥、謎の絵師・圓秀と登場人物が多く冒頭の人物相関図を見ながら読み進めた。時代物の怪奇物は宮部さんが一番うまい。怪物に襲われる様子は手に汗を握る展開。人間の欲、憎しみが生み出すもの、最後に運命を静かに受け入れるせつなさ。ラストが想像つくのだがとてもおもしろかった。
読書の軌跡
560ページ | 2015/02/06 00:56:27 |
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