血と暴力の国 (扶桑社ミステリー) [79回参照されました]
ぼんぼんさん がこの本を手に取りました。ぼんぼんさんは、これまでに145冊の本を読み、49,132ページをめくりました。
本の紹介
100% [全424ページ]
状態 読み終わった!
2009/01/04 00:37:13更新
著者 コーマック・マッカーシー ブックリンクされた本
-評価
★★★☆☆感想
いい意味で仄暗いというか、なんとも不気味な物語でした。
得体の知れない悪意。草も花も人の心も枯れてしまう悪意。
最近こうゆう作品にほんとよく当たるなぁ。
そこはかとなく全編を覆う闇。
戦争
麻薬
ずーっと長い間影を落とし続けてきた、「歴史」という名の闇。
人の心も世界を覆うこの靄の招待も、「わからない」ということが一番怖いと思った。
そんな理解できない怖さが散りばめられていて窒息しそうな小説でした。
よだんですが地の文・独白・会話文ごちゃまぜの地続きスタイルは読んでて結構新鮮でした。
翻訳モノ自体が苦手だから大丈夫かなぁと思っていたのだけれど、意外とこっちのが読みやすかったかも。リズムよかったです。
この方の本棚にはコーマック・マッカーシーの本がもう2冊あります
読書の軌跡
110ページ | 2008/12/28 23:02:02 |
151ページ | 2008/12/29 22:55:26 | ハードボイルド・・! |
424ページ | 2009/01/04 00:37:13 |
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