アフォーダンス入門――知性はどこに生まれるか (講談社学術文庫 1863) (講談社学術文庫) [1619回参照されました]
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本の紹介
100% [全237ページ]
状態 読み終わった!
2008/12/17 22:48:26更新
著者 佐々木 正人 ブックリンクされた本
評価
★★★★☆感想
うむー、自分にはまだまだ難しいかも。
「アフォーダンス」って言葉、自分の周囲では結構流行しているような。
これまでは、「モノコトが、自分達人間に対してどれだけその使い道を訴えかけるのか指数」みたいな捉え方をしていましたが、それだけでは到底収まりきれない勢い。
ちなみに、この本では「環境が動物に提供するもの、用意したり備えたりするもの」とちゃんと定義されてます。心理学者ジェームス・ギブソンが命名したのでした。affordは「与える、提供する」って意味だし。最近まで、effortと勘違いしてました…。
閑話休題。
しばらくしてから読み返そう(と言って、なかなか読み返しませんが…)と思った次第。
気になるところ多数な訳で。例えば、
・階段の段をよく見つめると横一本に線が…。痕跡から考えることってのも大事なんだなーと。
・僕らは下等生物(って、この「下等」ってのも何さま?!な概念ですけど)と呼ばれる存在に対して、つい「刺激ー反射」という図式を当てはめてしまう。それがそもそも間違い。ミミズも「知能」を持ってます。
・ダーウィンすげー。観察するって生半可なことじゃない。
・地面には「移動」のアフォーダンスがある。
・「変われば変わるほどあらわになる」物の不変な性質は「不変項(インバリアンツ)」
・植物は回転している
・オリジナルの動きから観察を始めないと、結果から動きに怒っていることを説明してしまう。
深過ぎるぜ、アフォーダンス。
読書の軌跡
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