パラダイムの魔力―成功を約束する創造的未来の発見法 [1866回参照されました]
taka_akiさん がこの本を手に取りました。taka_akiさんは、これまでに3,187冊の本を読み、938,315ページをめくりました。
本の紹介
100% [全246ページ]
状態 読み終わった!
2011/05/20 17:20:35更新
著者 ジョエル バーカー ブックリンクされた本
評価
★★★★★感想
なんと言うか、もっと早く読んでおくべきだったと後悔した一冊。
イノベーションのジレンマを読んだ時のようなカタルシスを感じました。ドッグイヤーの数も尋常じゃない…。
パラダイム、ぼんやりとした概念であったのですが本書の中では以下の様に定義しています。
「パラダイムとは、ルールと規範であり(成文化されている必要はない)、(1)境界を明確にし、(2)成功するために、境界内でどう行動すればよいかを教えてくれるものである。」
このパラダイムを主題として、
1.新しいパラダイムはいつ現れるのか?
2.どんな人が、パラダイムを変えるのか?
3.パラダイムを変える人のあとを最初に追うのはだれか?なぜ、そうするのか?
4.パラダイム・シフトは、その渦中にいる人にどんな影響をあたえるか?
と言った軸で話を展開しています。読み進めて行くに従って、目から落ちる鱗の量が増加していきました。以下はメモ。
・自分の将来は自分で作れるし、そうしなければならない。さもないと、ほかのだれかに自分の将来をつられてしまう
・あるパラダイムの中にいるとき、そのほかのパラダイムは想像することさえむずかしい
・パラダイム・シフター(パラダイムを変える人)の四つのカテゴリー:
1.研修を終えたばかりの新人
2.違う分野から来た経験豊富な人
3.一匹狼
4.よろずいじくりまわし屋
・パラダイムの開拓者になるには、直観にくわえ、勇気が必要になる。
・自分のパラダイムに合わない現実世界に存在するデータはすべて、自分のフィルターを通過しにくい。
・チェルノブイリの盲目:技師達は原子炉は無事だと信じて疑わなかった。なぜなら、設計から考え、原子炉が爆発するはずはないと思い込んでいたからだ。
・パラダイムの特徴:
1.パラダイムはどこにでもある
2.パラダイムは役に立つ
3.パラダイム効果は、「見ると信じる」の常識的な関係をくつがえす
「見れば、信じる」ではなく「信じれば、見える」
4.ほとんどの場合、正しい答えは二つ以上ある
5.あまりに深く根付いたパラダイムの中にいると、パラダイムの麻痺を起こす。これは確信という名の疫病である。
6.激動の時代には、パラダイムのしなやかさが最善の戦略になる。
7.人間は自分のパラダイムを変えることができる
読書の軌跡
20ページ | 2011/05/18 12:54:18 |
34ページ | 2011/05/18 22:57:51 |
60ページ | 2011/05/19 08:22:20 |
82ページ | 2011/05/19 10:26:38 |
118ページ | 2011/05/19 20:41:36 | 面白い |
137ページ | 2011/05/20 07:51:20 | チェルノブイリ事故の際、技師達は原子炉爆発を目の当たりにしても、それを理解できなかった |
246ページ | 2011/05/20 17:20:35 |
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