しんがり 山一證券 最後の12人 [8194回参照されました]
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本の紹介
100% [全362ページ]
状態 読み終わった!
2014/03/30 23:44:31更新
著者 清武 英利 ブックリンクされた本
評価
未評価感想
破綻した山一証券の敗戦処理をした12人の「しんがり」。彼らは、それまで会社の表街道を全く歩んでこなかった人達である。同僚や不正の原因を作った上司達が再就職になだれ込む中、会社にふみとどまり、様々外圧のもと、不正の原因の究明と公表、清算業務をやってのけた。100人を超える事情聴取、顧客からのクレーム処理、逮捕された幹部等の精神的フォロー。。損な役回りであるが、彼らは結局その役回りとなったことを後悔していない。損得感情、会社からの評価などとは無縁であり、自分なりの物差し、そして、矜持をもっていたからなのだろう。働くということ、人としての品格。山一の崩壊の真相を含め、いろいろ考えさせられ、感じるところが多かった。今のところ、断トツで、本年度ベスト。好著である。
読書の軌跡
362ページ | 2014/03/30 23:44:31 |
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