にじんだ星をかぞえて (朝日文庫) [2596回参照されました]
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本の紹介
100% [全253ページ]
状態 読み終わった!
2011/02/19 14:35:20更新
著者 上原 隆 ブックリンクされた本
評価
未評価感想
上原隆の「友がみな」シリーズの一冊であり、朝日新聞の連載をまとめたもの。読み落としていた1冊である。本書では、職場のいじめで悩むサラリーマン、性同一性障害者、脳梗塞後のリハビリに励む人、清貧の画家など計31名について記されている。他のシリーズ本と同様に、たった4頁程度の分量で、誰もが多かれ少なかれ有しているままならなさ、ままならない中でその人を支えるもの、挟持等が、大げさな言葉を全く使わずに、著者の感傷を廃して綴られるところが素晴らしい。年を重ねれば重ねるほと、打つものがあるシリーズである。上原隆は、このシリーズを、日本のポールオースターの「ナショナル・ストーリー・プロジェクト」のようなものと言っているが、確かに、その目指すところは同じである。
読書の軌跡
253ページ | 2011/02/19 14:35:20 |
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