羽生善治と現代 - だれにも見えない未来をつくる (中公文庫) [217473回参照されました]
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本の紹介
100% [全450ページ]
状態 読み終わった!
2013/03/08 00:02:44更新
著者 梅田 望夫 ブックリンクされた本
評価
未評価感想
観る将棋の名著「シリコンバレーから将棋を観る」「どうして羽生さんだけが、そんなに強いんですか」の文庫化。2冊のハードカバーが一冊の文庫になったうえ、梅田と羽生の最新の対談も収録。超お得であるうえ、内容も素晴らしい。改めて通読して、やはり秀逸と思ったのは、以下の章。
「若者に立ちはだかる第一人者」
羽生が、勝ったにもかかわらず、「面白い将棋だったから、もっともっと指したかったのに。簡単に投げるな。もっと行けたはずだ」と敗者山﨑に対し見せる怒り。その後の羽生の楽しそうな感想戦への打ち込み。山﨑の「勝ったくせに・・。こちらはボロボロなのに」との見事なぼやきぶり。これを書いている著者も楽しそうで、何とも、幸せになる1章である。
「研究競争のリアリティ」
若手の研究成果をベテランが利用(搾取)していく現実の功罪が、実名をあげて、リアルに書かれていて、何とも興味深い。
その他、梅田や羽生によって描写される、佐藤・渡辺・深浦などの棋士も魅力的。しかし、羽生って凄い、と感嘆する一冊である。
読書の軌跡
450ページ | 2013/03/08 00:02:44 |
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