Jugaad Innovation: Think Frugal, Be Flexible, Generate Breakthrough Growth [2228回参照されました]
taka_akiさん がこの本を手に取りました。taka_akiさんは、これまでに3,187冊の本を読み、938,315ページをめくりました。
本の紹介
100% [全288ページ]
状態 読み終わった!
2013/04/06 15:36:59更新
著者 Navi Radjou ブックリンクされた本
評価
★★★★☆感想
インドに来てから知ったキーワード「Jugaad(ジュガード)」。
リソースの足りない環境の中で、智恵と工夫で問題を解決することを指しています。間に合わせの対策とも言われたりするのですが、物資もお金も潤沢な日本がこれだけ行き詰まっている状況を考えると参考にすべきだと読み終えて改めて感じました。
計画よりも即興、失敗を恐れて何もしないよりも早めに失敗を繰り返す、合議制よりも直感に従う、大規模研究所よりも顧客に接して課題を見つけ出す、等々目から鱗なことばかり。
そして、Jugaadの六つのポイント
1.逆境の中で機会を見出す
2.少ないものでより多くの効果を
3.柔軟に考え行動する
4.シンプルに
5.末端(margin)を含める
6.心のおもむくままに
上記のポイントごとに実例を含めて説明をしています。
以下はメモ。
・Mitticoolの冷蔵庫。電気いらず。陶器製で水が蒸発するときの気化熱でもって中身を冷やす。大ヒット。
・西洋型のCEOは問題が発生するとそれを無効化しようとする。そこから機会を見出そうとしない。
・西洋型CEOは「より機能を多く病」に取り付かれている。
・新たな視座を得るためには居心地の良い場所(社内の研究所等)から出ないといけない。
・Fail cheap, fail fast, fail often
・「灯りがない」と言う問題に対してペットボトルと水と言うシンプルなソリューションを提供したSLB(Solar Bottle Bulb)
・既存の複雑なソリューションから削ぎ落とすのではなく、一からシンプルなものを組み立てる。
・解決策をシンプルにすることと、問題を単純に捉えることとは違う。
・スマートフォンなどがなくても、SMSで意味のあるソリューションが提供されている。HIVの診断アラートや農家向け天気予報など。
・既存の構造化されたR&DアプローチとJugaadは相反するものではなく共に補完し合うべきもの。
非常に勉強になりました。実践してみよう。
読書の軌跡
12ページ | 2013/03/22 21:05:07 |
18ページ | 2013/03/26 21:54:10 |
31ページ | 2013/03/27 11:53:49 |
52ページ | 2013/03/27 21:30:46 |
66ページ | 2013/03/28 22:15:04 |
118ページ | 2013/04/03 21:20:24 |
128ページ | 2013/04/04 17:17:15 |
136ページ | 2013/04/05 01:42:47 |
154ページ | 2013/04/06 01:05:49 |
288ページ | 2013/04/06 15:36:59 |
コメント
コメントするにはログインが必要です。