山口組概論―最強組織はなぜ成立したのか (ちくま新書) [2864回参照されました]
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本の紹介
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2013/01/05 16:43:42更新
著者 猪野 健治 ブックリンクされた本
評価
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とても面白い。
・戦後30名ほどしかいなかった山口組がカリスマ的田岡組長のもと組織化されていく過程
・マフィアと異なる任侠としてのヤクザ
・被差別者の受入先としての機能
・芸能界や港湾事業との深い繋がり
・港湾労働者の労働基本権確立のために果たした役割
・阪神大震災等の被災者援助
等の暴力団の黒いばかりでない側面が、ヤクザ・抗争の歴史、各歴代の組長の個性とともに描かれ、非常に興味深い。反暴力団的立場で書かれた溝口敦の「暴力団」を読むのであれば、こちらも読むべきだ。著者渾身の一冊である。
読書の軌跡
266ページ | 2013/01/05 16:43:42 |
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