フリーフォール グローバル経済はどこまで落ちるのか [1263回参照されました]
H. Tarkunさん がこの本を手に取りました。H. Tarkunさんは、これまでに601冊の本を読み、192,344ページをめくりました。
本の紹介
100% [全415ページ]
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2011/08/28 19:43:58更新
著者 ジョセフ・E・スティグリッツ ブックリンクされた本
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サブプライム問題からリーマンショックに至った原因を、金融業界のモラルの破綻、政治の加担、中央銀行の機能不全にあると指摘している。この考え方そのものは至極最もであると思う。
が、ではどうすれば良いのか?という点については、規制強化やモラルの問題、そして適正なインセンティブを与えるシステムなどが挙げられているが、どれも目新しい物ではない。問題は、「適正な」利潤、欲望、モラルの水準がどこにあるのか?という問いに一般解がないということではないか。
これだけの経済危機と市場の失敗にも関わらず、オバマの医療改革は混迷を極め、債務上限引き上げ問題では、"Tea Party"という「極右」の影響力が増していることが示された。
資本主義と民主主義の組み合わせの本当の根本の所に切り込まない限り、この手の問題は永遠に繰り返されるのではないか。つまり、資本主義/民主主義とは所詮そんなものではないのか。それでも、少しずつ良くなっているし、他のシステムよりはマシではないのか。そんな諦めを抱いてしまう。
この方の本棚にはジョセフ・E・スティグリッツの本がもう1冊あります
読書の軌跡
57ページ | 2011/08/08 00:53:56 |
68ページ | 2011/08/08 23:36:17 |
121ページ | 2011/08/13 16:50:20 | 財政赤字に対するタカ派とハト派の政治的対立をリスクに挙げている所が興味深い |
139ページ | 2011/08/20 00:04:05 |
188ページ | 2011/08/20 23:07:59 |
214ページ | 2011/08/21 12:05:34 | 中央銀行ってどうあるべきなんだろう。日本も他人事じゃない。 |
233ページ | 2011/08/25 23:58:19 |
262ページ | 2011/08/26 23:40:17 |
415ページ | 2011/08/28 19:43:58 |
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