晴れときどき涙雨 高田郁のできるまで [15572回参照されました]
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本の紹介
100% [全160ページ]
状態 読み終わった!
2012/10/21 02:58:17更新
著者 高田 郁 ブックリンクされた本
評価
未評価感想
大ファンの「みをつくし料手帖シリーズ」の高田郁のエッセイ集であるが、期待以上によかった。
・中大法学部出身で、働きながら司法試験を目指すも挫折
・受験勉強中に講師として働いていた塾は倒産(倒産後も個人的に無償で教えていたとのこと!)
・阪神大震災で被災
・漫画原作者への転身し、原作者生活15年
・網膜に穴があく、交通事故にあうなどし、筆を絶たざるを得ないことを覚悟する場面に遭遇
・時代小説家への再転身
なかなかの苦労人であるが、その苦労がこれ見よがしに語られるわけはない。ただ、その苦労、人に対する暖かな眼差しが、今の「みをつくしシリーズ」の基盤となったことがうかがい知れる好エッセイである。まさに読みごこちは、「晴れときどき涙雨」。何度涙腺がゆるんだことか。。角川春樹が自ら書店に営業をして「八朔の雪」のゲラを持ち込んだとの話が印象的。
読書の軌跡
160ページ | 2012/10/21 02:58:17 |
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