日米戦争と戦後日本 (講談社学術文庫) [255回参照されました]
H. Tarkunさん がこの本を手に取りました。H. Tarkunさんは、これまでに601冊の本を読み、192,344ページをめくりました。
本の紹介
100% [全304ページ]
状態 読み終わった!
2011/04/24 18:13:51更新
著者 五百旗頭 真 ブックリンクされた本
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未評価感想
真珠湾攻撃、ポツダム宣言から敗戦、GHQによる占領、朝鮮戦争、経済復興、55年体制。。。誰でも知ってるような歴史的イベントと、その舞台の表/裏で活躍する男たちを描くことで、戦後日本の成り立ちの基礎を1本の線で理解できる書。
戦後の経済発展の恩恵を生まれながらに享受して来た世代として、ある種の感慨深さがある。この男たちのドラマの上に、自分たちの豊かな暮らしがあったのだと。
個人的には、アメリカ側の知日派が親米的な日本を作るよう、穏健な占領政策を計画、実行して行く様が興味深かった。
バブル崩壊、そして3月の大震災と、歴史の転換点を感じさせる日々であるが、この本が描くような大きな視点で見ると、まだまだ55年体制の遺物の上にいるような気がしてならない。
読書の軌跡
17ページ | 2011/04/07 23:08:39 |
52ページ | 2011/04/08 23:08:08 |
66ページ | 2011/04/10 10:50:30 | アメリカは開戦直後から日本占領政策の議論をしていたと |
84ページ | 2011/04/11 21:56:16 | 天皇制の廃止と存続の間の中庸の案として、「部分的停止」を知日派は提案 |
112ページ | 2011/04/13 06:14:23 |
160ページ | 2011/04/19 08:18:32 | グルー、スティムソンら知日派の奮闘。「大正デモクラシー」は一部のアメリカ人に受け止められ... |
174ページ | 2011/04/20 21:26:37 |
224ページ | 2011/04/22 23:51:19 | 農政改革が戦後の発展に寄与したと。その大成功が故に今度は事態が致命的になるまで放置されている |
304ページ | 2011/04/24 18:13:51 |
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