今朝の骨肉、夕べのみそ汁 (講談社文庫) [1019回参照されました]
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本の紹介
100% [全304ページ]
状態 読み終わった!
2012/07/29 13:38:42更新
著者 工藤 美代子 ブックリンクされた本
評価
未評価感想
ノンフィクション作家である著者の「お化け」シリーズを読んでいて、この人の人生・家族関係に興味を持ったので読んだ。父は「ベースボールマガジン社」の社長で、倒産も経験するも、これをはねのけたかなりの傑物。女好きで三婚。著者も、留学先のプラハでスパイ騒動に巻き込まれるわ、三名から同時に結婚する気もないのに婚約指輪は貰い寺にこもられたり自殺未遂されたりするわ、20以上年上の学者と押しかけ結婚しカナダで生活するわ、波瀾万丈の生活を送り、結局三婚。尋常じゃない家族関係の親子の愛憎が赤裸々に綴られるが、印象としては、まだ諸々を昇華しきっていない感じ。何かおさまりがよくない。もう少しあとに同じ主題で読んでみたい。ドロドロ実録家族ものとしては、松谷みよ子の「小説・捨てていく話」、山口瞳の「血族」が面白かった。
読書の軌跡
304ページ | 2012/07/29 13:38:42 |
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