聖女の救済 (文春文庫) [166回参照されました]
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本の紹介
100% [全432ページ]
状態 読み終わった!
2012/05/04 22:57:23更新
著者 東野 圭吾 ブックリンクされた本
-評価
★★★★☆感想
東野圭吾らやっぱり先が読めず、物語がテンポ良く進んで行くから読んでいて楽しいし、続きが気になって仕方がなくなる。
子供ができなかったら一年で別れるというルールの上で成り立った夫婦と、その夫の元恋人、不倫相手が絡んで起こった殺人事件。
しかし、犯行当時妻は北海道にいてアリバイも完璧。さらに毒の混入方法も一切不明の完全犯罪。
しかし、刑事の女の感とガリレオの論理的、科学的検知から少しずつ事件を解明していくもの。
虚数解、つまり科学的には可能であるが、それを実行することは極めて困難で現実的ではない方法によって今回の犯行が行われた。一年以上前から仕掛けを施し、この一年の間殺さないように注意を払っていた妻。本来はどうやって殺すかについて苦心されるはずが、どうやって殺さないかについて一年もの間注力されてきた。動機は不倫を知ったからの恨みではなく、もしかしたら子供ができなくても愛情があれば結婚生活が続くかもといった願いからきたものであり、結婚を決めたときから計画されていた殺人。
いつも想像を裏切ってくれて、最後に怒涛の解決が展開され面白い。
読書の軌跡
432ページ | 2012/05/04 22:57:23 |
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