坂の上の雲〈2〉 (文春文庫) [717回参照されました]
机龍之介さん がこの本を手に取りました。机龍之介さんは、これまでに149冊の本を読み、60,008ページをめくりました。
本の紹介
100% [全413ページ]
状態 読み終わった!
2010/09/30 02:07:03更新
著者 司馬 遼太郎 ブックリンクされた本
-評価
★★★★★感想
日清戦争勃発。日本が勝った。
好古の騎馬隊はイマイチ。真之は最前線ではなかった。
正岡子規の病状が進む。従軍したから寿命が縮んだと・・・。
ついでに好古は結婚した。
ロシア帝国が強烈に清に食い込んでくる。
満州と遼東半島を軍事力でぶんどる。
日本とは戦争する気がないから戦争にはならない、と
ロシアのニコライ二世が発言。びっくりされる。
日本はもう、ロシアと戦争は避けられないと覚悟してる状態。
「首相の伊藤博文も(略)その勃発を防ごうとしてきた日清戦争を、参謀本部の川上操六が火をつけ、しかもてぎわよく勝ってしまったところに明治憲法のふしぎさがある。とくに昭和期に入り、この参謀本部独走によって明治憲法国家がほろんだことをおもえば、この憲法上の『統帥権』という毒物のおそるべき薬効と毒性がわかるであろう」
このあたりから司馬遼太郎のもっている歴史観の沿った文の組み立てが散見されるようになってきた。太平洋戦争の頃に日本は過ちを犯したけど、維新からそれまでの間は日本はほとんど王道を突っ走ってきた、ほぼ最高の国家だった、というやつ。
読書の軌跡
1ページ | 2010/09/27 00:07:16 |
413ページ | 2010/09/30 02:07:03 |
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