エチオピアのキリスト教―思索の旅 [32回参照されました]
northeast57さん がこの本を手に取りました。northeast57さんは、これまでに572冊の本を読み、164,545ページをめくりました。
本の紹介
100% [全216ページ]
状態 昔読んだ
2010/09/26 12:20:16更新
著者 川又 一英 ブックリンクされた本
-評価
★★★★★感想
世界でも最古のキリスト教国の一つであるエチオピアの伝承によれば、かつてエルサレムのソロモン神殿に納められていた聖櫃(アーク)は、その後エチオピアに運ばれたとされており、それは現在もエチオピアに在るという。
この聖櫃をめぐって、著者はエチオピア各地を旅する。岩の教会の降誕祭、教会の古写本、古代ユダヤ教との繋がり、そして聖櫃の巡幸する祭りへ。旅行者的体験記も交えつつ、キリスト教徒である著者自らの宗教的体感を語る。宗教行事の第三者的な観察や、いわゆる紀行文ではない。著者とともに「思索の旅」に出るための一冊。
目次
・「失われたアーク」を求めて-首都アディス・アベバ
・夜を徹した祈り-古都ラリベラの降誕祭
・タナ湖に眠るアークの記憶-青ナイル源流のエチオピア最大の湖
・黒いユダヤ人を訪ねる-ファラシャ族の集団移住
・ティムカットの祝祭-最古の古都アクスムのタボット
なお本書は、著者の没後に書斎から発見された遺稿とのことである。
読書の軌跡
コメント
コメントするにはログインが必要です。