小屋番三六五日 (山溪叢書) [70406回参照されました]
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本の紹介
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2012/02/29 19:42:25更新
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評価
未評価感想
とっても面白い。日本全国の山小屋の主人55人のエッセイの寄せ集めである(「骨董屋という仕事」に通じる面白さがある)。山小屋の主人とはとても変わった職業であり、生き方である。基本、山小屋で寝泊まりし、物資を麓から運び、宿泊客の世話・食事作り・ガイドのほか、避難者が出た場合には救助を行う。電気・水道などは不便で工夫が必要。休みは全くないが晩秋から春にかけてはオフタイムとなる。家族(子ども)は麓で暮らしている。全く儲からない・・。こんな山小屋主人という奇特な職業を選択した彼らのエッセイが面白くないわけがない。また、同じ山小屋主人といっても、親から山小屋を引き継いだもの、山好きが高じて山小屋を建てたもの、奇縁で山小屋を譲り受けるに至ったもの。数百人規模の山小屋から10名弱の山小屋。経営方針・ポリシーの違いもあって、楽しい。山小屋データも豊富で、「PEAKS」2011年7月号の「北アルプス山小屋大全」と照らしあわせて、読み比べるのがホントに楽しみ。なぜか、皆、文章が達者である。
読書の軌跡
352ページ | 2012/02/29 19:42:25 |
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