Steinbeck: The Grapes of Wrath and Other Writings: 1936-1941 (Library of America) [118回参照されました]
schazzieさん がこの本を手に取りました。schazzieさんは、これまでに329冊の本を読み、124,618ページをめくりました。
本の紹介
100% [全1088ページ]
状態 読み終わった!
2012/02/29 03:12:57更新
著者 John Steinbeck ブックリンクされた本
-評価
★★★★☆感想
Route66の映像を観ながら読み進めた。翻訳書をメインに読んでいたが、やはりしっくりこなくて、原書と照らし合わせながら読んだ。しかし内容はしっかり受け止めることができ、さすがスタインベックだと思えた。やはり原書で読んだほうが良い。翻訳はどうにも…。内容はこれでもかというほどの不幸の連続。それに立ち向かう不屈の精神はアメリカ人ならではか。アメリカ人の前向きな姿勢はすごいと思った。そして逆境における女性、特に母親の強さは全世界共通だろうと思う。結末はハッピーエンドでもなんでもないが、やはり生命を生み出す母親の強さが印象的な最後だった。だから、ケルアックの『路上』のようなロードノベルと評するのはやめてほしい。もっと重厚で、人間の悲哀と希望がぎゅっと詰まった話である。
読書の軌跡
1088ページ | 2012/02/29 03:12:57 |
コメント
コメントするにはログインが必要です。