スタインベック―怒りのぶどう (新装 世界の文学セレクション) [156回参照されました]
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本の紹介
100% [全598ページ]
状態 読み終わった!
2012/02/29 02:57:37更新
著者 ジョン スタインベック ブックリンクされた本
-評価
★★★☆☆感想
Route66の映像を観ながら読み進めた。やはり翻訳がしっくりこなくて、読むのに苦労したが(なので星は3つ)、内容はしっかりと受け止められ、さすがスタインベックだと思えた。これでもかというほどの不幸の連続。それに立ち向かう不屈の精神はアメリカ人ならではか。アメリカ人の前向きな姿勢はすごいと思った。そして逆境における女性、特に母親の強さは全世界共通だろうと思う。結末はハッピーエンドでもなんでもないが、やはり生命を生み出す母親の強さが印象的な最後だった。だから、ケルアックの『路上』のようなロードノベルと評するのはやめてほしい。もっと重厚で、人間の悲哀と希望がぎゅっと詰まった話である。
読書の軌跡
598ページ | 2012/02/29 02:57:37 |
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