ラムラム王 [19回参照されました]
Sigさん がこの本を手に取りました。Sigさんは、これまでに24冊の本を読み、2,089ページをめくりました。
本の紹介
100% [全156ページ]
状態 読み終わった!
2011/12/28 19:47:26更新
著者 武井 武雄 ブックリンクされた本
-評価
未評価感想
東京から九万マイル、ロンドンから九万マイルのエッペ国に、不思議な星の現れた夜に誕生したラムラム王。
長生きするようにと、貧乏な珊瑚削りの両親はフンヌエスト・ガーマネスト・エコエコ・ズンダラー・ラムラム王と名付けた。
第二のキリストと騒がれるが、ラムラム王が自在に変身の術を使いだし、魔物と入れ替わったのだと考えた両親は家から追い出す。
夜に本物の魔物(郵便くばり)と会うが、自分の本名を言わせているあいだにカゲロウに返信して魔物の腰にとまり、そのままこっそり魔物の国へ忍び込む。
魔物の王様の御殿では、巨人が鉄の箱を金づちでなぐっていた。それは不思議な星の現れた夜に漁師が海底から引き上げたもので、何をしてもあかない箱だという。
ラムラム王は珊瑚轆轤に変身すると、箱は穴が空いて開き、中からはもう一人のラムラム王が現れてラムラム王と合体した。するとラムラム王は立派な巨人の子どもになった。魔物の王様は11で亡くなった自分の息子と確信し、ラムラム王は王子として不自由なく暮らした。
ある時小さい姿になって遊んでいたラムラム王は、巨人が枝をしならせた反動で遠く飛ばされてしまった。
星の輝きとなって飛んだラムラム王はそのままエッペ国へ、珊瑚削りの子どもとして産声をあげた。
ラムラム王はまたこの物語を繰り返すのだろうか、それともまた別の数奇な運命を辿るのだろうか?
読書の軌跡
156ページ | 2011/12/28 19:47:26 |
コメント
コメントするにはログインが必要です。