天地明察 [272回参照されました]
ぼんぼんさん がこの本を手に取りました。ぼんぼんさんは、これまでに145冊の本を読み、49,132ページをめくりました。
本の紹介
100% [全475ページ]
状態 読み終わった!
2010/05/16 14:03:12更新
著者 冲方 丁 ブックリンクされた本
-評価
★★★★★感想
日本人による日本のための『暦』を作った渋川春海の物語。
挫折しても、否定されても諦めない。
ただひたすら天=目標を見据えて前進する姿に熱くなりました。
春海はもちろん才能のある人なんだけど、決して天才ではない。
おっちょこちょいなところもあるし、調子に乗ったり落ち込んだり、未熟なところもいっぱいあるけれど、その彼がたくさんの人に出会い、助けられ、よろめきながらもその人たちの魂を背負ってみせようとする心意気に感動しました。
分厚い壁を突き抜けるのに必要なものは意志と信念。
士気凛然、勇気百倍。
という言葉が出てきましたが、この夜空に手を伸ばして、本当につかんでしまった日本人がいた、という事実に勇気づけられました。
『始祖鳥記』(飯嶋 和一)と並んで、かつての日本人の生き様とでーっかい希望を教えてくれた一冊でした。
読書の軌跡
132ページ | 2010/05/05 18:55:37 |
222ページ | 2010/05/07 06:37:23 |
475ページ | 2010/05/16 14:03:12 |
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