皆の本棚にあるタグ「漫画評論」の本

漫画評論
漫画評論(まんがひょうろん)は、漫画を対象とする評論である。他に漫画批評、漫画学、漫画表現論、漫画研究などがあるが、この項目で述べる。日本では漫画は出版物の相当数を占めるが、文学評論に比して漫画評論は圧倒的に少ない。 日本の漫画研究の第一人者としては須山計一(1905 - 1975)が挙げられる。元々は漫画、風刺画を手がける作家だったが、1934年(昭和9年)に治安維持法による起訴および一年余の収監を経てからは、後進の指導、漫画の歴史等の研究に力を注ぐようになった。1936年に『現代世界漫画集』(日本漫画研究会)を出版し、漫画評論の新鋭として注目され、戦後も漫画の歴史研究に尽力。1972年(昭和47年)には通史形式の『漫画博物誌・日本編』と『漫画博物誌・世界編』(両書共番町書房)を完成させた。計一の取り組みは総論的ではあったが、彼の著作に啓発された者は多い。 漫画作品自体を盛んに批評の対象にすることは、貸本漫画の世界で劇画が興隆した頃からであろうとされている。たとえば白土三平の忍者武芸帳(1959 - 1962)を筆頭に貸本漫画の性の描写・残酷描写などが問題化し、有害図書として主に新聞赤旗やPTAによって相次いで批判されたことがある。

123

123