普通のデザイン―日常に宿る美のかたち [639回参照されました]
taka_akiさん がこの本を手に取りました。taka_akiさんは、これまでに3,187冊の本を読み、938,315ページをめくりました。
本の紹介
100% [全138ページ]
状態 読み終わった!
2007/07/08 12:01:44更新
著者 内田 繁 ブックリンクされた本
評価
★★★★☆感想
なかなか、難しい。って、デザイン畑でないからなのか。。
でも、弱いデザイン、普通のデザインって概念自体は興味深し。他にも、興味深い話もあったり。
1.ウツとは、空、空虚、無、空っぽのことです。そのウツなる空間(季節・儀礼)をとり入れ、実体を作ります。それはウツ→ウツロヒ→ウツツと展開します。空なる状況に、時間、自然、心などが「ウツロヒ」、変遷することによって「ウツツ」(=現)すなわち「現実」が生まれます。
2.日本の文化には節句というものがありました。節句とは、節目、すなわち人日の一月七日、上巳の三月三日、端午の五月五日、七夕の七月七日、そして一般に菊の節句ともいわれる重陽の九月九日・・・このような式日が節句です。これは日常の単調な時間を活性化するために用意された時間でした。日常、すなわち「ケ」が持続すると、「ケ」が枯れて「ケガレ」の状態になります。これらを回復するために「ハレ」の時間を用意したわけです。
3.フランスの社会学者ロジェ・カイヨウは、遊びの本質をつぎの四つに分類しました。すなわち、「アゴーン=競争」、「アレア=偶然」、「ミミクリー=模倣」、「イリンクス=眩暈」です。
1とか2ってコトバは目にしていても、実際にそんな意味があったのかーと感心したり。3は面白いです。言われてみればそうかもと。しかし、ミミクリー、、響きが可愛い。ミミクリー。
読書の軌跡
48ページ | 2007/07/08 11:24:20 |
138ページ | 2007/07/08 11:40:55 |
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