消えた横浜娼婦たち 港のマリーの時代を巡って [635回参照されました]
ぼんぼんさん がこの本を手に取りました。ぼんぼんさんは、これまでに145冊の本を読み、49,132ページをめくりました。
本の紹介
100% [全285ページ]
状態 読み終わった!
2009/08/06 00:06:31更新
著者 檀原照和 ブックリンクされた本
-評価
★★★★☆感想
ただ観光で訪れた事がある程度で、横浜という土地には縁もゆかりも無いのですが。
中学生の頃に読んだ柳美里の『ゴールドラッシュ』で、横浜の黄金町(だったと思う)あたりの猥雑な描写に衝撃をうけたのに始まり、ここ数年で『天使はブルースを歌う』や『ヨコハマメリー(映画)』を見たりして、なんとなく横浜の裏歴史というか、アウトサイダーな部分に興味があったのです。
で、手に取ったこの本。
タイトルこそ『消えた横浜娼婦たち』となっているけれど、むしろそれをフックにした横浜裏歴史みたいな本でした。
読んで感じたことは、人はみんな何かしらに物語を求めてしまう(その物語が悲劇であればあるほど惹かれてしまう)ということと、横浜という町はとかく物語が出来上がりやすかったということ、町そのものよりも、そういった『物語』や空気に、ハマっこたちは酔っていたんだなぁと。
部外者である私は感じました。
タブーとエネルギーと、享楽と欲望のむきだしと、伝説になった、たくさんの人の物語。
わたしもこんな得体の知れないなにかに惹かれているのだろうと思います。
んー不思議な町!
読書の軌跡
41ページ | 2009/08/03 14:53:47 |
150ページ | 2009/08/04 23:49:04 |
285ページ | 2009/08/06 00:06:31 |
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