ユーザー登録(無料)沈みゆく大国アメリカ (集英社新書) [349回参照されました]
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本の紹介
100% [全208ページ]
状態 読み終わった！
2017/11/25 22:16:47更新
著者 堤 未果 ブックリンクされた本
-評価
★★★★★感想
(p89)55歳以上でメディケアを受給している場合、死亡した時点で州に自宅などの資産を没収され、それまで払った医療費を回収される…これまでは回収対象が介護施設費用に限られていたのと、資産チェックが厳しかったために、受給者の大半は持ち家のない際貧困層だったのです…(新たにメディケア対象になる)中流層は、家まで失って、本当に医療も食事もすべて政府に依存しなければならなくなってしまう。
(p114)医療の専門家である医師が誰よりも自分たちの病気に詳しいと錯覚し、自らの健康に責任持つより、病気になってから医師に丸投げする患者たち。同じ声を日本の医師たちからも聞いた。ことがある。
(p167)ウォール街が後押しする吸収合併により、さまざまな業界では、一握りのグローバル企業が支配する構図が進んでいる。競争相手を傘下に収めると効率化され利益は拡大するが、ピラミッドの数が少なくなるほどに、市場原理の利点の一つである「競争による価格下落機能」は効かなくなってゆく。
読書の軌跡
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