水鏡推理6 クロノスタシス (講談社文庫) [173回参照されました]
Yooさん がこの本を手に取りました。Yooさんは、これまでに274冊の本を読み、98,926ページをめくりました。
本の紹介
100% [全384ページ]
状態 読み終わった!
2017/07/06 22:57:28更新
著者 松岡 圭祐 ブックリンクされた本
-評価
★★★★☆感想
文部科学省一般職の主人公が活躍するシリーズの第6話。テーマは、過労死。某広告代理店の事件で注目のテーマだ。実際、霞が関の官僚達は、この人職場に住んでいるんじゃないかと思う人もいる。警官もパワハラでの自殺が問題になるし、勤務医の激務振りも話には聞いたことがある。それしても、今回はどんな不正なのだろうかと読み進むと、意外な搦手から来たのには驚いた。しかし、PDG値がある値を超えると過労と認定されるのだが、その精度が絶対でなければならないと言うくだりには、首を傾げざるを得ない。一般の人はそのように白黒ハッキリさせたいのだろうが、統計を基盤にしている限り、グレーゾーンは必ず存在する。それを認めた上で技術をどう活用するか考えないといけないのだが。とにかく、いつもながらの瑞希の推理は、鮮やかである。休養を得てリフレッシュされた瑞希の今後の活躍に期待したい。
読書の軌跡
384ページ | 2017/07/06 22:57:28 | 一気に読んでしまった |
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