三鬼 三島屋変調百物語四之続 [106回参照されました]
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本の紹介
100% [全572ページ]
状態 読み終わった!
2017/05/07 23:26:53更新
著者 宮部 みゆき ブックリンクされた本
-評価
★★★★☆感想
三島屋百物語第四弾。「迷いの旅籠」では死んだ人一人一人に言い聞かせるやさしさに胸が打たれた。「食客ひだる神」ではひだる神のために夏の商いを休むという面白い話。表題の「三鬼」は貧しい洞ヶ森村での出来事が息もつかせないくらい迫力でせまってきて人間の醜さ、おろかさを痛感した。「おくらさま」も呪いと引き換えに受けていた守護も消えてしまう最後にどきどきした。最後に聞き手のおちかは時を止め、悔恨に打ちひしがれ昔を恋うて懐かしむだけの老女になってしまう。さもなきゃおくらさまになると言われることから次回の聞き手はおちかではなくなるのか?趣向がかわるのかと思ってしまった。このシリーズは続いてほしい。
読書の軌跡
572ページ | 2017/05/07 23:26:53 |
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