マンガでやさしくわかるU理論 [1633回参照されました]
Popoさん がこの本を手に取りました。Popoさんは、これまでに198冊の本を読み、56,501ページをめくりました。
本の紹介
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状態 読み終わった!
2017/01/27 12:46:59更新
著者 中土井 僚 ブックリンクされた本
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(p61)「今、この瞬間」に立ち現れようとしている未来を感じ取って、行動を創り出す。出現する未来を感じ取っている「何」という微かな感覚を頼りに行動し、試行錯誤を繰り返しながら肉付けしていく。
(p92)人の話を聞いている最中に自分の「過去の経験によって培われた枠組み」の内側で今の自分の思考や意見などが再現され、その思考や意見に意識の焦点が当たっている状態をダウンローディングといい、片方がその状態になると相手もその状態になり、新しい考えが生まれなくなる。
(p95)ダウンローディングにしゃべっている人がいると、こちらに意識を向けて話をしてくれていなかったり、自分に配慮をしてくれていないという、置いとけぼりにされている感覚が高まり、話が要領を得ない、一方的で長い、早く終わらないか、というふうに聞き手もダウンローディングになる。
(p108)人間同士のコミュニケーションは、観る(シーイング)の状態で話を聞いていないとわずかなサインを見逃して相手の真意や心境の変化に気づかず、そもそもコミュニケーションをとる気を失くさせてしまう
(p113)シーイングは目の前の事象、情報、状況に釘付けになり、時の経過を忘れるような感覚のこと…シーイングへの移行は自分の意思によって生じるものではなく、あくまで外部刺激によって起きる。
(p118)シーイングの状態の限界は、過去の枠組みそのものが変わったわけではないこと。
(p160)対立ループダイアグラムワークシート…①改善を図りたい問題を抱えている相手をひとり選ぶ。②相手の迷惑行為・マイナス行動を記入する。(情景が思い浮かぶほど具体的に)③自分の側の反応的な思考や負の感情を記入する。④反応的な思考や負の感情を抱いてしまうことへの言い訳、自己正当化の声を記入する。(だって〜なんだもん)⑤相手の迷惑行為・マイナス行動に対して自分が行っている是正措置行動、回避、改善行為を記入する。⑥似たような関係性を想像し、相手と同じ立ち位置に自分を置き換える。⑦置き換えた立場から④の態度を取られた際の反応的な思考や負の感情を記入する。⑧置き換えた立場から言い訳、自己正当化の声を記入する。⑨置き換えた立場から是正措置行動、回避、改善行為を記入する。⑩①と⑦を見比べる。(①と⑦の内容はすべて一致することはないのでそこは気にしなくて良い)→相手と対話する。
(p217)そもそも、どんな計画を立ててよいのかわからないという状況においては、PDCAサイクルを回しようがない…そういう時にこそU理論が役立つ。
(p243)試行錯誤の質を高めるためにオットー博士が推奨していることの一つに、手の感覚を頼りにしながら、何かしら形を与えたところから、どんどん周囲のフィードバックを得るというプロトタイピングと呼ばれる手法がある…自分の中でしっかりとした形になるまで温めず、素早く形を与えてフィードバックを得ることが重要…アイディアを抱え込むと執着が生まれ、ダウンローディングの状態になり、未来の可能性が枯れる。
(p244)もう一つはシンクロニシティ…そうした偶然があるかもしれないと意識を向けながらUプロセスを繰り返すと良い
(p255)変革の成否は、何をどうやるのかではなく、何者としてそれに立ち会うのかにかかっている
(p256)何もしないでただそこにいるだけで安らぎと自由さを与えるリーダーシップもあれば、赤ん坊のように弱さをさらけ出すことによってチームの協力を引き出すリーダーシップもある…なりようもない何かしになるのではなく、よりその人らしく、自然体なあり方へと近づいていく自分らしさとリーダーシップの統合が必要
(p257)自分らしく生きるのことは、無理をしないで生きることというだけではなくて、自分は本当は何者なのか?自分は何を成すためにこの世に生を受けているのか?
という問いの答えにたどり着き、本当にその人らしさを取り戻した時、純粋な情熱と貢献意欲が芽生え、ただひたすら「今、この瞬間」を生きようとする感覚が高まる状態のこと…自分あっての相手から、相手あっての自分への生き方の転換…それができた人はオーセンティックリーダーとなり、志を同じくする仲間との共創造(コ・クリエーション)を可能にしていく。
読書の軌跡
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