嫌われる勇気―――自己啓発の源流「アドラー」の教え [329回参照されました]
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本の紹介
100% [全296ページ]
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2016/03/09 23:48:49更新
著者 岸見 一郎 ブックリンクされた本
-評価
★★★★★感想
(p56)これまでの人生になにがあったとしても、今後の人生をどう生きるかについてなんの影響もない
(p107)人は、対人関係のなかで「わたしは正しいのだ」と確信した瞬間、すでに権力争いに足を踏み入れている...あなたが正しいと思うのなら、他の人がどんな意見であれ、そこで完結するべき話です。ところが、多くの人は権力争いに突入し、他者を屈服させようとする。
(p142)ここは注意が必要です。アドラー心理学は、放任主義を推奨するものではありません。放任とは、子どもが何をしているのか知らない、知ろうともしない、という態度です。そうではなく、子どもが何をしているこか知った上で、見守ること。勉強についていえば、それが本人の課題であることを伝え、もしも本人が勉強したいと思ったときにはいつでも援助をする用意があることを伝えておく。けれども、子どもの課題に土足で踏み込むことはしない。
(p183)「課題の分離」ができておらず、承認欲求にとらわれている人もまた、きわめて自己中心的なのです。...他者はどれだけ自分に注目し、自分のことをどう評価しているのか?つまり、どれだけ自分の欲求を満たしてくれるのか?...他者を見ているようでいて、実際には自分のことしか見ていません。他者への関心を失い、「わたし」にしか関心がない。すなわち、自己中心的なのです。
(p229)変えることのできない物事を受け入れる落ち着きと、変えることのできる物事を変える勇気と、その違いを常に見分ける知恵
(p247)どうでもいいはずのごく一部にだけ焦点を当てて、そこから世界全体を評価しようとしている。それは人生の調和を欠いた、誤ったライフスタイルなのです。
(p263)人生は連続する刹那である。
(p271)過去が見えるような気がしたり、未来が予測できるような気がしてしまうのは、あなたが「いま、ここ」を真剣に生きておらず、うすらぼんやりとした光のなかに生きている証です。...過去にどんなことがあったかなど、あなたの「いま、ここ」にはなんの関係もないし、未来がどうであるかなど「いま、ここ」で考える問題ではない。「いま、ここ」を真剣に生きていたら、そんな言葉など出てこない。
読書の軌跡
78ページ | 2016/03/06 13:52:23 |
91ページ | 2016/03/06 16:58:21 |
164ページ | 2016/03/07 23:04:18 |
224ページ | 2016/03/08 23:26:49 |
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