あかんやつら 東映京都撮影所血風録 [8089回参照されました]
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本の紹介
100% [全432ページ]
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2014/12/16 00:16:35更新
著者 春日 太一 ブックリンクされた本
評価
未評価感想
この本を一言で言い表すと「血がたぎる」という言葉だろうか。戦後、芸術よりも大衆性を求めて、時代劇から任侠映画、艶色映画を、情熱、映画に対する愛だけで、むやむやたらと節操なく作り出していった京都東映撮影所の熱い熱いグラフティである。ここに出てくる男達の荒唐無稽なパワーは哀切なまでに胸を打つが、この本がこちらの血をたぎらせるのは、この若い著者に、撮影所や登場人物に対する狂おしいまでの敬愛と共感があるからなのだと思う。「木村政彦はなぜ力動山を殺さなかったのか」の時にも思ったが、本当に面白いノンフィクションは、客観性を超える熱量からしか生まれないと思う。
読書の軌跡
432ページ | 2014/12/16 00:16:35 |
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