渚にて【新版】 人類最後の日 (創元SF文庫) [136回参照されました]
こーたさん がこの本を手に取りました。こーたさんは、これまでに92冊の本を読み、26,530ページをめくりました。
本の紹介
100% [全480ページ]
状態 読み終わった!
2013/11/26 10:19:09更新
著者 ネヴィル・シュート ブックリンクされた本
-評価
★★★★★感想
戦争世界崩壊系の小説。
昔、テレビでこの映画のラストをチラ見してから、ずっと原作が気になっていた作品。
戦争系と言えども、第三次世界大戦後が舞台で、とくに戦闘シーンや略奪、暴動など悲惨な世界が有るわけでもなく、ただいつもの日常が静かに終わりを迎えるのを待つ小説だ。
中盤まで主要人物の女性達が、よくある日常のワガママを男性達に能天気に話続けて、正直よんでイラついて、本を閉じそうになるが、終盤にかけてはまったく逆の効果をもって読み手に訴える。世界が終わる、のだと。
基本的に話は恋愛や家族愛などが始終だが、根底に理不尽な死が潜んでいる人生観の話だと思う。
よい小説だった。
読書の軌跡
480ページ | 2013/11/26 10:19:09 |
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