容疑者Xの献身 (文春文庫 ひ 13-7) [490回参照されました]
bskt0609さん がこの本を手に取りました。bskt0609さんは、これまでに43冊の本を読み、15,489ページをめくりました。
本の紹介
100% [全394ページ]
状態 読み終わった!
2013/06/09 19:30:53更新
著者 東野 圭吾 ブックリンクされた本
-評価
★★★★★感想
ガリレオシリーズの長編。映画では見たけど原作もまた良作。
隣人を愛する不器用な数学者が、隣人の犯した罪をかばうため、さらにもう一つの殺人を犯す。そうして死体をすり替え、操作の視点を間違った方向へと導くことで、隣人たちも嘘をつくことなくその日起こったことを話すだけでアリバイが証明される。どうやって殺したかに焦点を当てさせ、いつ頃殺したのかという事実から目をそらした。
その背景には自殺しようとした時に隣人が訪れたことで、新たに生きる目的を得ることができたから。その人を守るために新たなる罪を犯し、自分が犠牲になることでその人たちを守って行く、まさに献身。これほどまでに人を愛した不器用な男の話。
読書の軌跡
394ページ | 2013/06/09 19:30:53 |
コメント
コメントするにはログインが必要です。