赤い指 (講談社文庫) [376回参照されました]
jah_yomouさん がこの本を手に取りました。jah_yomouさんは、これまでに39冊の本を読み、13,193ページをめくりました。
本の紹介
100% [全320ページ]
状態 読み終わった!
2010/08/21 21:23:39更新
著者 東野 圭吾 ブックリンクされた本
-評価
★★★☆☆感想
確か作者が直木賞受賞後に最初に発売になった作品だったような。
「新参者」がTVドラマ化して加賀恭一郎も少しメジャーになったかな。シリーズ初期は大学を舞台にした青春小説だったけど、今や周囲が一目も二目もおくベテラン刑事。個性あって人間味豊かな主人公が冴え渡る洞察力と感動的で味わいのある人間ドラマを演じます。シリーズ作品として確実に時間の経過を感じさせてくれるのもたまりません。定年後もみたいキャラの一人です。
シリーズの特徴として、少ない 登場人物でストーリー形成されるので、その分、一人一人の人物が印象深く心に残ります。
この作品の設定はまさに現代社会の悩める写像。オチは少し強引だけど、「赤い指」が示唆する意味は深い。欲を言えば、同世代の子を育てる立場から宇宙との通信のような中学生の男の子の心理描写にももう少し触れて欲しかったかなぁ。最後は。。ますます加賀恭一郎が好きになりました^-^/
読書の軌跡
320ページ | 2010/08/21 21:23:39 |
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