火を熾す (柴田元幸翻訳叢書―ジャック・ロンドン) [163回参照されました]
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本の紹介
100% [全248ページ]
状態 読み終わった!
2010/06/07 02:11:15更新
著者 ジャック・ロンドン ブックリンクされた本
-評価
★★★★☆感想
ほとんどの話のテーマが生と死の闘いと言ってもいいかと。特に死が勝つ場合は、人間がどんなに努力しても、否定できない現実が容赦なく打ちのめす。そこには希望など一切ない。こういう話を読んでいると、事がうまく運ぶという事態は、とんでもなく幸運であると思える。失敗して打ちのめされるのが当たり前。万一うまくいったら、それは神の恩寵であると思うほどだ。率直でストレートな文体はコーマック・マッカーシーを思い出させるが、マッカーシーに少し感情をプラスしたイメージ。
読書の軌跡
248ページ | 2010/06/07 02:11:15 |
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